韓国の世界遺産の中で最も西側に位置する『慶煕宮』。ここは、大都会ソウルの高層ビル
群に囲まれた立地で、韓国市民の憩いの場として大変親しまれています。

『慶煕宮』は、1623年に完成し、朝鮮時代後期、「東殿」と呼ばれた昌徳宮、昌慶宮に対し
て「西殿」と呼ばれ、王室の離宮として使用されていました。当初は「慶徳宮」と呼ばれて
いましたが、定遠君のおくり名「敬徳」と発音が同じという理由から、1760年、第21代王・
英祖により「慶熙宮」へと改名されました。
宮内には大小100余りの建築物がありましたが、日本の植民地支配や火災などにより、
多くが破壊・売却・移築され、その原型は失われ、その場所には京城中学校(今のソウル
高等学校)が建てられました。その後京城中学校が移転した後、1988年にソウル市は
約6年の歳月をかけた復元事業に取り掛かり、発掘調査を通じて正殿付近の主要な
建築物を復元し、2002年から一般公開される事となりました。
復元工事が終わって間もないこともあり、他の王宮に比べると建物の新しさが目立ちます
が、同時にその建築美も認められています。、特に崇政殿の階段の部分に彫られた鳳凰
や、雲の柄は、優れた芸術作品としても有名です。
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