韓国の5大王宮の中でも、12万6337坪と最も大きい規模を誇る『景福宮』。
特に建築美に優れた宮殿と評価されるこの景福宮は、1395年に李氏朝鮮王朝の創始者
である太祖「李成桂」によって創建され、李朝の心臓部の役割を果たしており、現在は国
の史跡第117号に指定されている古宮です。また、韓国を代表する名園、慶会楼と香園
池がそのままの姿で残されており、周りの景色がよく調和して大変美しいことで有名です。
敷地内には国立古宮博物館と国立民俗博物館もあり、ここはソウルに来たら必ず行って
おきたい場所です!

景福宮の「景福」は、「詩経」に出てくる言葉で、王とその子孫、すべての百姓が太平の御
代の大きな幸せを得ることを願う、という意味が込められているそうです。
景福宮は、南方に向かって建てられており、正面の中央に正門を建て、正門からの直線
状に重要な文化的建築が並んで建てられています。これは、整然とした秩序ある構成が
宮城から見えるようにとの意図からです。
景福宮は中国古代の周で定められた様式の乗っ取って建てられており、背後には白岳山
、左側には宗廟、右側には社稷がそれぞれ位置し、礼にかなうように建てられています。
景福宮は1592年の豊臣秀吉による壬辰倭乱により全焼し、それ以降、王宮としても不吉
だという理由で273年もの間、再建されませんでしたが、1865年、興宣大院君が再建に着
手し、1868年に復元しました。また同じ年の7月には高宗が昌徳宮からこの地に王宮を移
しました。
しかし1895年、宮内で高宗の皇后である明成皇后の殺害事件がおき、王が居所を移して
からは、主人を失った空き王宮となってしまいました。そして1910年、日本が勤政殿の南
側正面に朝鮮総督府庁舎を建てたことで、景福宮の景観は完全に壊れることとなります。
。日本の植民地から解放された後の1945年から朝鮮総督府庁舎は政府の中央庁舎とし
て、その後は国立博物館として使用されていました。
そして現在は景福宮のもとの姿を取り戻すための復元工事の真っ最中で、この復元工事
は2025年に終了予定となっています。復元の基準は景福宮が最後に完成した1868年当
時の姿で、その当時の姿を再現する予定となっています。
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